Puffyな感じ

私はジーンズをちょこちょこ買いに行くが、いつからだろうこんな感じになったのは・・・

ひと昔、『ジーパンをはく』ことが『若さ』の証明であり、メーカーの数も少なく違いがほとんど無かった頃は、はくこと自体に意味があったと思いませんか

しかし、私が思うに多分Puffyが出て来て何となく変わった気がしていて、いわゆる『古着を着る』ということが一般化し、いままでの型にハマったかわいい女の子とかっこいい女の子とは違うちょうどいいルーズ感を出した新しい存在感が生まれたように思えます。

Puffyが始めた『気張らない』スタイルはファッションの選択の幅を飛躍的に広げたし、これは日本人のファッション以外の感覚にも影響してきていると思います。まさにこの感じは以前のコラムにも書いたがイトイさんが言っている『いごこちのいい感じ』と共通しているのではないでしょうか。

なぜ今こんな話をしているかというと、現状では医療はまだそのような感じにはほど遠く、エビデンスという根拠に基づき、型にハマった治療を行うことが実に多いんです。確かに医療とは治療することが目的で、気持ちを満足させることが目的ではありませんが・・・。機械化されたような診察現場と、まさしく機械と同じような薬剤師の調剤業務と服薬指導になってしまいがちなんです。

私はたまに小児の救急の調剤に当番で勤務することがあり、そこでは20代の若いDrの処方は本当にあっさりしたものが多いんですよね、それに輪をかけてあっさりした服薬指導を薬剤師がしてしまう。これに何となく私は違和感を感じてしまうんです。

確かに、例えばウィルス感染の診断によって出ている処方は病理からするとあっさりしているのはよく解るのですが、親御さんは子供のことで心配で受診をされているわけで、その気持ちを汲み取る処方なり、いい説明が出来ればDrと患者の関係も『いごこちのいい感じ』になると思うんです。

だから薬剤師も患者にフィットする『気張らない』というPuffyな感じの服薬指導なり情報提供が出来ればDrサポートと患者への啓蒙が出来ると思うわけです。

Puffyな薬剤師か~いいなあ