10年ひと昔

実は、うちの薬局が開局して丸10年なんです。

今でも『いつ開局されたんですか?』という患者さんがいるぐらいアピール度の弱い薬局なんですが、とりあえず10年なわけです。

ただ、この10年の変化はめまぐるしく、初めはとりあえず『ショホウセン』の意味や『ヤクザイシ』という職業を理解してもらうことが非常に大変でした。

医薬分業の長所と短所を書いたチラシや薬剤師の利用の仕方を書いたチラシを手作業で近所に配ったことを今でも思い出します。(よく番犬に吠えられてビク!となってたなぁ〜あれ以来番犬は嫌いです)何とか1回でも薬局という所に足を運んでもらうきっかけを作れないか?と色々と無い智恵を絞っていたように思います。

最近のマスコミなどで処方せんになると負担が増えるだとか、薬剤師不要論などを聞くと薬剤師であれば反論したくなる方もいるでしょうが私は不思議と反論する気持ちはあまりないです。

なぜなら10年前の気持ちが有るからなんです。以前は不要も何も存在すら意識されていなかったわけですから…

“医薬分業は患者が希望して進んだものではなくて国が推進して進んだ”ということを当の薬剤師は決して忘れてはいけないと思うわけです。

だから薬剤師が今しなければならないことは、患者がいかに処方せんなどで薬局へ行って調剤なり服薬指導なり自家製剤なりで有形無形のサービスを受けた時に『良かった!得した!』と思ってもらう事を増やすかが非常に大切なわけです。

というわけで、グリーンメディックは今後もコツコツとしたアピールでがんばりたいと思いますので宜しくお願いします。

↑10年前のDM と 現在のDM↓