主体的に薬物治療に関わるからこそ、患者さんの感謝の声を聞く喜びも大きい

笠嶋 智子 取締役 イオン局 管理薬剤師

武庫川女子大学薬学部卒業。2000年に入社。薬局実務実習をグリーンメディックで受け、それまで抱いていた「単に処方せんを調剤する人」という薬剤師像ではなく、医師と協力関係を築きながら対等にわたりあう薬剤師像に魅力を感じたのが、入社のきっかけ。本局で7年勤務後、イオン局へ。現在、管理薬剤師として店舗の若手指導にあたるとともに、2008年から取締役となり、経営にも参画している。

薬局薬剤師の仕事は医師の指示通りに正確に早く調剤することと思って
いる人ほど、私たちの仕事に衝撃を受けるのではないでしょうか。
グリーンメディックでは、薬剤師は医師と同じ目線であり、薬物治療に関しては、医師が出した処方せんの内容について、日常的に問い合わせや提案を行っています。例えば、扱っているところが少ない薬が処方された場合、患者さんが薬局をたらい回しにされるというケースが起こり得ます。当局ではなるべく断らず、薬物治療上問題がなければ代替品への変更を医師に提案し、変更することでその場で受け取れるという患者さんの利益を考えます。また、軽度な症状は問診をして自ら判断して自家製剤を創りますし、在宅での共同薬物治療管理(CDTM)でも、残薬が多ければ理由をヒアリングした上で原因を追及し、飲みやすい剤形への変更を医師に進言します。こうして主体的に薬物治療に関わるからこそ、服薬の効果が出て「おかげで良くなった」という声をお聞きする喜びが大きいのです。これからの薬剤師は、健康相談などを入口に、どこの医療機関を受診すればいいかまで導けるような薬物治療のコーディネーター的な役割が求められるはずです。私たちは、薬をお渡しする際は、処方せんから病名や医師の治療意図を読み取り、納得して服薬していただけるような説明を大事にしていますが、そうした積み重ねによって、薬物治療のプロとして、本当の意味で薬剤師としての力を発揮できると考えています。

It’s my Life人生で体験するすべてをINPUTに!

LIFE(プライベート)とWORK(仕事)はしっかり分けたいと思う人は多いはず。私も入社当初はそうでした。しかし、ただ仕事を忘れ、リラックスするために休日を過ごすのではなく、仕事でリラックスするために休日をどう過ごすべきかを考えるようになりました。今では、旅行に行く、本を読む、食事に行く、そうした体験すべても、仕事や人間としての成長に活かせるようにしています。なぜなのか? きっとグリーンメディックの仕事が、決してルーティンではないから。薬局でありながら、時代や患者さんのニーズの変化に応じて常に進化し続け、何かを生み出すクリエイター的な要素があるからではないかと思っています。

薬剤師も事務も隔たりなくできることを考え、実践しています

香西 麻里本局 事務スタッフ

帝塚山大学人間文化学部卒業。2007年入社。大学4年生のとき、アルバイトでグリーンメディックに。
「薬局を就職先として考えてはいなかったのですが、“患者さんのために”筋が通った仕事をしているところに共感して、そのまま社員として入社しました」

処方せんの入力、受付対応、薬のピッキング、さらに、薬剤管理をしている施設へ薬を配達し、残薬を見て看護師と次回の受診時期の調整をしたり、患者さんのご家族と契約書を交わしたりと、薬局の業務全般に関わっています。調剤後は薬剤師が監査しますし、服薬指導も薬剤師の役割ですが、薬剤師と事務が隔たりなく、患者さんのために何ができるかを考え実践するのが、グリーンメディックらしいところ。施設の看護師が薬を飲んでくれない入居者に困っていれば、直接話を聞いて、飲んでもらえる方法を考え、上手に薬剤師につなげて問題解決を図っていく。そこに自分が直接関わっていなくても、「グリーンメディックに相談して良かった」「助かるわ」という評価を受けることが喜びです。グリーンメディックは、「自分ではやったつもり」でも、本当に患者さんのニーズに応えられたかについては厳しい会社です。しかし、そこで教えてもらったコミュニケーション術を次に実践してみると結果が明らかに違うので、そうした成長を日々感じられるのが魅力ですね。今は教育係として新人スタッフの指導も任されているので、期待に応えられるよう頑張ります。

It’s my Life 「すべてはつながっている」から面白い!

もともと自分中心のタイプでしたが、今は自分より、グリーンメディックがどう成長し、地域でどんな存在になっていくかに興味があり、それを考えるのが楽しいです。服が好きでよく買い物に行きますが、知らないうちに店員の対応を観察し、勉強している自分がいます(笑)。