今回、東日本大震災のJMAT(日本医師会災害医療チーム)の一員として
大阪府薬剤師会からの依頼で、薬剤師として三泊四日で岩手に行ってきました。
私はボランティアが嫌いなんです。いや言い換えるなら自己の確立にボランティアを
利用している人が嫌いなのかもしれません。
私の気持ちとしては、今回の震災は日本の第二の戦後だと考えていて
『日本の復興』のために、という思いで参加してきました。
まだ電気も電波も通ってない状態で、医療の届いてない地区である
大槌町に入ってきました。
私の目的の一つは、医療チームにおける薬剤師の役割の実践と確立をすることで
今後のJMATに必ず薬剤師が加入されるように実現することと思って
行動しました。
現場は想像するよりも過酷で、被災されたみなさんも、避難している状況も
医学的な環境も、かなりハードな状況が続いてました。
その中で、結果を出していくのに一番必要だったことは『決断力』でした。
今の薬剤師に、一番かけているものかも知れませんね。
今回の参加は、私の薬剤師人生で非常に貴重な経験をすることが出来ました。
この経験を必ず今の現場にフィードバックしようと思っています。