泣いた、泣けたね~!チームジャパン世界一おめでとう!
私は休日にテレビを見る事はめったにないのですがWBCの韓国戦とキューバ戦は全部見させてもらいました。本当にみんながいい仕事をしていたなあと思います。
その中でやはりイチローの動きが気になりました。
仕事をやり切るということはどういうことなのか?一時の感情の振れによる力ではなくフラットな感じで集中する力とは何なのか?本当に結果を出す組織学とは何なのか?今、日本で蔓延している何でも自分中心の『個』の価値観では何も変わらないということを感じました。
誰もがシーズンのこと(個)を考えるとWBCへの不参加を考えると思いますが、イチローの様に自分を育ててもらった『野球』というものと、自分が成り立ってきた『日本』という『社会(組織)』を考えると、是が非でも参加して何かを貢献しなければという意識が出ると思います。
トリノオリンピックでは『自分として楽しみました』『自分は満足です』『自分なりの演技が出来ました』などの自分探しのコメントが溢れていたように思います。
その結果、プレッシャーのなかで一番大事な結果(いままで結果を評価されて選手として成り立っていたわけだからね)が出なかったように感じたし、岡崎選手や荒川選手のように日本という『社会』を意識したコメントをするタイプの選手は結果が伴っていたように感じました。
なにも私は以前の様に何が何でもメダルとか、国の為にとかが良いと言っているのではなく『個』と『社会(公共)』をバランスよく意識しないと結果を伴った評価にならないと思うわけです。
そう考えると、薬剤師も国家資格であり技術職という意味では『個』で成り立ちやすい職業なので、どこで勤めても同じでしょ!という考えが起きやすいと思いますが、職場での帰属意識や組織での役割の自覚など『全体(チーム)』への意識がなければ患者から質の高い評価を受ける事にはつながらないですよね。