アメリカでの新生活(3ヶ月間お世話になった町との別れに)

前回もご紹介した通り、先週がこの町とのお別れになったので、最後にこの町の名所を観光することにしました。まずゲータウェイアーチに行きました。このアーチは西部開拓のはじまりを記念して作られたモニュメントだそうです。以前に紹介した研究室から見える風景の写真にはこのゲータウェイアーチが入っています。やはり近づくにつれてその大きさが実感できます。

真下から見るとこんな感じです。ちょっと吸い込まれそうな感じです。

またこのアーチは登ることができます。トラムと呼ばれる小さなエレベーターに乗って上に行きました。上からみるとこんな感じです。きっと大学も遠くに見えていることでしょう。それにしても山一つ見えず地平線しか見えないこの風景にはアメリカの広大な平原を感じることができました。

それともう一つ、近くの大聖堂に行ってきました。実は、この大聖堂は住んでいる家のすぐ裏にあり、窓からもこのように建物の頭を見ることができます。

去年、はじめてこの町を訪問した時に、雨の降る夜でしたが、たまたまこの横を通ったときに見たこの教会の威圧的ともとれる荘厳な感じは忘れることができませんでした。こちらに住み始めてからぜひ行ってみたいと思っていはいましたが、日常の忙しさにその存在を忘れていました。外から見るとこんな感じです。

玄関(玄関というのか分かりませんが。。)はこんな感じです。モザイク画が非常にきれいです。

そして内部がこんな感じでした。とてもその空間の広さに驚くとともに、天井に張り巡らされたモザイク画とキリストを始めとした彫刻はとても美しく、ただただびっくりといった感じでした。僕自身は無信教に近い立場と自分では思っていますが、いろいろな意味でのキリスト教の大きさを感じることができました。

あとインディアンの生活とかにも興味があるので、ちょっと引っ越しの道すがら有名な遺跡に寄ることにしました。カホキア遺跡と呼ばれている古墳で、世界遺産にも登録されております。世界遺産といっても大々的な宣伝はされておらず(これに限らず、アメリカにある世界遺産の多くについて、アメリカ人は世界遺産とは思っていないらしいですが。。)、道ばたにカホキア遺跡と書かれた看板と最近建てられたような紹介所があるだけで、町の隣りにひっそりたたずんでいるなにか小さな丘といっても言いような山があるだけでした。これは日本でいうような仁徳天皇陵を近くでみる(見に行ったことはないのですが。。)のと同じことなのかなと思いました。アメリカ人はインディアンの歴史も一応大切にしているみたいです。そういえばこのまえリンゴ狩りに行ったときの帰りにインディアンの格好をしてその生活をできるだけ維持していると言う人たちに出会いました。白人の方達も多く、今回の例に限らずアメリカにはいろいろな考え方の人がいるようです。

そして先週末についにジャクソンビルに到着しました。また報告していきます。