日本からアメリカに行く飛行機は、これまでいつもエコノミーを使っており、飛行機の旅は快適とは決して言えませんでした。エコノミーの座席はなぜこんなに狭いのでしょうか?飛行機のエコノミー席ほど座席間隔の狭い乗り物はめったに乗ることがないのではと思います。最近中国のある航空会社は、さらに乗客乗員数を増やすために立って乗る飛行機を検討しているという記事を見ましたが、安くなるのだったらそれはそれでありなのかと思いました。立っていて疲れたら、地べたに座るのだと思います(安全性が問題なのかな)。
アメリカに行くに際して、この時期夏休みであるため、なかなか空席が見当たらず、結局、飛行機はデ◯タ航空を使うことになりました(もちろんエコノミーです)。そしてインターネットの掲示板をみるとデ◯タ航空の評判がかなり悪く、ちょっとがっかりしておりました。
出発当日に関空に行ってみると、案の定チェックインカウンターには長蛇の列が出来ていて座席のover bookingが起きているということが判明しました。管理官の方からはホノルル経由に切り替えるならビジネスクラスでかつ400ドル払い戻ししますよと勧められました。魅力的なトレードと思いましたが、ホノルル経由では到着日が現地時間で翌日になるためしぶしぶ断り、もとの便で空席を待つことになりました。
無事に飛行機に乗れるのかなと不安でした。搭乗ロビーでしばらく待つこと、渡されたのはなんとビジネスクラスのチケットでした!!万事塞翁が馬とはまさにこのことでしょうか。。
結局、日本からアメリカに渡る飛行機は、当初の不安、倦怠感とは逆に、非常に快適に過ごすことができました。ビジネスクラスに乗ったのが初めてだったので、どうやって乗ってたらいいのかなど、それはそれで緊張しました。食事もビジネスクラスで飛行機でお皿にのった食事が出て来るのが感動的でした。
後ろを振り返るとカーテンの隙間からぎゅうぎゅうになっているエコノミー座席の人たちが見えました。僕もおなじ料金しか払っていないのにこんなにいい思いをしていいのかなと懺悔の想いもありましたが、今日はラッキーだったと思いあまり考えないようにしました。この日僕は飛行機で初めて上位の人間になりましたが、きっとこうやって航空会社しいては世の中は格差をつくっているのだと思います。ただこの格差にそれほど重要性があるとか、上にいる人をすごいとか上になりたいとか思えないのですが、普通の感覚なのでしょうか?